Wing Memory version 2.0 は閉鎖しました。
今まで訪ねてきて下さった方々、
拙作に貴重な意見・感想を下さった方々、
ありがとうございました。
きりがよいので、開設からちょうど十周年になる今日(七月五日)を選びました。
「Lutic」という存在も、共に消えることになります。
さようなら。
彼は、夢を諦めずに、
信念を貫いて野たれ死ぬのならば、それでもよいという意志を持ち、努力しました。
しかし、努力しても、努力しても、努力しても、努力しても、努力しても、
結果・成果を、だせずに、もがき苦しんだ人間でした。
まわりの誰からも理解されず、助けなどもない、孤独な努力を続けてました。
この社会での「普通な生き方」「平凡な生き方」とは異なる生き方を求める──
そんな人間には、生きにくい世であるのは、当然のことかもしれません。
しかし、だからといって。
不本意に、やりたくもない仕事をして、赤の他人に指図されて、使われる生き方──
少ない休暇・少ない自由時間だけを、自分の為に使える生き方──
彼にとって、そんな生き方をする事は、死んでいるも同じの、つまらないものでしかありませんでした。
やりたいことをする為、欲しい物を手に入れる為、生活する為、
結局、事実としてお金が全ての世の中です。
「お金があるだけで幸せにはなれない」などとほざけるのは、
既にお金に余裕がある人間だけです。
前提としてまずお金に余裕が無ければ、何もできないのです。
食べて、生きることさえも。
かといって、お金を得る為に、信念に反する生き方をしても、耐え難い苦痛でしかない──
結局、彼は生まれてくる必要がなかったのでしょう。それが一番良かった。
学校でいじめに苦しみ、
夢・目標のために努力しても、実現しない事に苦しみ、
腐敗している社会の仕組みに、納得がいかずに苦しみ、
自分の哲学を誰かに語っても、理解されない事に苦しみ、
価値観の相違が多すぎる人間関係に苦しみ、
不仲で離婚しかけた両親、家庭環境の問題に苦しみ、
治らない病に苦しみ、
お金が無い事に苦しみ──
苦しみ、苦しみ、苦しみ、苦しみ、苦しみ、苦しむだけ苦しんできた、人生。
何も望みがかなわず、何もうまくいかない。
彼は、どうして生まれてきてしまったのだろう?
人は、誰もが幸福にはなれないし、誰もが不満の無い人生を送れるわけではない。
こんなつまらないものを最後まで読んだあなたへメッセージを。
この文章が理解できなかったり、反感や否定的な感情を持ったあなた。
あなたは幸せです。
もしあなたにとって、生きる事が苦痛ばかりではなく、
また、死にたいと本気で考える事も無いのなら、
あなたは、とても恵まれていて、幸せなのです。
もう一度言います。
あなたは、恵まれていて、幸福なのです。
それを、素晴らしいことなのだと、自覚するべきです。
あなたは彼とは違うし、今のあなたでは絶対に彼を理解できないでしょう。
それでいいのです。ずっとそのままで。
この文章に共感したり、賛同、肯定的な感情を持ったあなた。
あなたにとっても、生きていること、自分の境遇が、苦痛なのでしょう。
人は、生まれた時にはすでに、恵まれた環境か、劣悪な環境か、それぞれ差異があり、
幸福な人生を歩みやすい環境が整っている恵まれた人もいれば、
そうでない人もいます。「そうでない人」が、彼であり、あなたなのでしょう。
高名な医者の息子と、平凡なサラリーマンの息子がいて、
その両方が医者になりたいという夢を持った場合、どっちが医者になりやすいでしょうか。
素晴らしいデザイナーの息子と、平凡なサラリーマンの息子、
その両方がデザイナーになりたいという夢を持った場合、
どっちが良いデザイナーになりやすいでしょうか。
同じ程度の時間と努力を費やしても、その結果は異なるでしょう。
そういうことです。不公平で不条理なのが、現実であり世界の真理です。
恵まれている人間に嫉妬してもしかたがありません。それは変えられないことです。
とはいえ、生まれ育ちが不遇で、不幸であったとしても、
何もせずに終わるのも、諦めて終わるのも、もったいないです。
どうせ全ての人間(生物)は、いつか訪れる死から逃れられないのです。
最後まで、あがき続けることを提案します。
もうどうにもならなくなるまで、やるだけやって、
それでも望んだ結果が出なかったり、望む生き方ができないなら、
最後の最後に、自ら死ぬことを選べばいいと思います。
自分の境遇の範囲で、やれることをやりつくして、それでもダメな時だけ、
自殺は唯一の救い、終着となり、もはやその選択だけが正しくなるのです。
その場合には、悔いなどはありません。
清清しい気分、開放感・幸福感・安堵感を感じるはずです。
逆に言えば、死ぬ事に抵抗や心残りがある状態では、
まだやれることをやりつくしてないはずです。
もう一度言います。
最後の最後まで、諦めず、あがき続けることを提案します。
彼も、あがき続けました。
(2010/07/05)